ツインスタビのおすすめ3選|テイクオフが早くなる?サーフィンスタイルに変化が欲しい方にも!

サーフィン

本日は、40後半の一般サーファーの私が、実際に使って調子が良いと思うおすすめのツインスタビ(ツインスタビライザー)フィンを3つご紹介します。

それではまずツインスタビというのはどういったフィンなのか話をしておこうと思います。

ツインスタビとは

ツインスタビとはツインフィンに加えて小さめのセンターフィンで構成されたフィンで、ツインフィンのスピードの速さとトライフィンのコントロールのしやすさがあわさった良いとこどりのフィンです。

ちなみにセンターの小さなフィンをスタビライザーと言いまして、ツインとスタビライザーということで略してツインスタビというわけですね。

なお、ツインスタビはハイブリッド系のボードや幅が広めで短めの小波向けパフォーマンスボードそれと3フィン仕様に対応するモダンなフィッシュボードなどにマッチします。

私は、チャネルアイランズのGSKATEとネックベアード2、LOSTのカリフォルニアツイン、ミックファニングソフトボードのリトルマーレーなどにつけています。

ということで今回おすすめする3つのツインスタビを紹介します。

MR PC TWIN+1 ツインフィンを世界に広めたマーク・リチャーズ開発

MR PC TWIN+1ツインフィンを世界に広めたマーク・リチャーズ開発

マーク・リチャーズのツインスタビは、かなり有名なモデルで最も人気があるモデルと言えると思います。

マーク・リチャーズはツインフィンをサーフィン界に広めた立役者です。このフィンはツインセッティングを知り尽くした彼が開発したフィンになります。

3つのフィンの中で最もスイープ角度が小さく立った形状をしています。

素材はパフォーマンスコアで適度なフレックスがあります。

MF TWIN+1 ミックファニングのこだわりが詰まったツインスタビ 

皆さんご存知のミック・ファニングさんのツインスタビですね。彼のライディングはとてもスピーディーでパワフルで大好きなのですがその彼が開発に関わりこだわりが詰まったフィンです。

形状が他の2つと比べても変わっています。ミックファニングが関わったフィンでH4というフィンがこのツインスタビを出す前に出ていましたが、そのフィンもこのハンマーのような形をしていました。この形状は水流をかなり研究し長い年月かけて生み出されたものだとのことです。

ちなみに3つの中で最もスイープの角度が大きく寝ている形状になります。

素材はパフォーマンスコア 更にエアコアというかなり軽量な素材です。

Album Twin +1 最近注目のアルバムサーフボードとFCS2のコラボ

こちらは今注目度大のアルバムサーフボードのツインスタビです。

アルバムサーフボードは南カリフォルニアを拠点にした割と新しいサーフボードブランドで新進気鋭のシェイパーのマットパーカーさんが立ち上げました。

このツインスタビはスイープ角度が大きくもなく小さくもなくといった感じですが、ちょっと鳥のくちばしのようにポイントが有るティップ形状をしているのが特徴です。

それと素材がパフォーマンスグラスという硬い素材でできています。他の2つと比べると若干重いです。

乗り味について

ということで次に実際に使ってサーフィンをしてみてどうだったか乗り味を比較したいと思います。

ちなみにいくつかのポイントで比較していきます。

・スピード性能
・コントロール性能
・アクション性能

の3点です。

それと、最適な波のコンディションについてもお伝えします。

MR PC TWIN+1(マークリチャーズのツインスタビ)の乗り味

・スピード性能

スピード性能は今回比較する他の2つと比べると若干劣ります。ただツインスタビらしいダウンザラインでのスピードのノリは味わえます。

・コントロール性能

安定性は悪くはないのですが他の二つと比べると結構ルースです。

・アクション性能

回転性が良くて3つの中で一番小回りが効きます。なのでツインスタビの割にはタイトなターンがやりやすいです。それとトップアクション時のヌケの良さも特徴でツインスタビとは思えないアクション性能を味わえます。

・最適な波のコンディション

そこそこパワーのある波で腹〜頭ぐらいが良いかと思いますが、基本的にはどんな波でも使えると思います。

・MR PC TWIN+1のまとめ

マークリチャーズのツインスタビは今回比較した3つの中で最もアクション性能が高いと思います。ツインスタビ特有のスピードサーフィンを味わいつつ縦の動きも入れることが可能です。

MR PC TWIN+1は、トライフィンばかり使っているサーファーが使ってもそれほど違和感なく使えると思います。初めてツインスタビに挑戦する方にもおすすめですね。

MF TWIN+1(ミックファニングのツインスタビ)の乗り味

・スピード性能

スピード性能に関しては、3つの中で一番スピードが早いと思います。ものすごくドライブするので、パワーレスな波でも走ってくれます。特に直進スピード、ダウン・ザ・ライン時のスピードが凄くて早めの波でも一気に駆け抜けることができます。

・コントロール性能

グリップとホールド性が高く、板がかなり安定します。ハイスピードなターンでもずれることなくターンが伸びます

・アクション性能

他の2つと比べると回転性はそこまで小回りがきく方ではなくて急な方向転換やフィンを抜くような派手なアクションには向かないです。ただフィンが軽いので、もさっとする感じはそれほどないです。

いずれにせよどちらかというと大きなターンでスピードが落ちないサーフィン向けでそうしたスタイルのサーフィンを容易にしてくれます。

・最適な波のコンディション

最適な波のコンディションはショルダーが張った腰〜肩ぐらいがおすすめです。

斜面が緩めの力のない波でも遊べますし、掘れた早い波では直線的にかっ飛ぶサーフィンもできちゃいます。

・MF TWIN+1のまとめ

3つの中で最もスピード性能に優れています。直線的なスピードサーフィンにおすすめです。

Album Twin +1(アルバムサーフボードのツインスタビ)の乗り味

・スピード性能

テイクオフ直後の加速がすごいです。ドライブ性能も高くターン時のスピードの伸びには驚きました。まさにこのスピードの速さはミックファニングのツインスタビに匹敵します。

・コントロール性能

ベースの幅が広めなので安定感はあります。パフォーマンスグラスというFCSのフィンの中では最も硬い素材であることもあって、掘れた早めの波ではパワーゾーンを切り刻むような感じで安定してスピードに乗せることができます。そのくせ反応が良いので波が大きくパワーが有るときはターンの切り替えがしやすいです。

ただ逆にちょっと緩やかな力のない波の場合は、フィンの素材が固さがあだとなり、ちょっとした重心の入れ方によってはガクッとすることがあります。反応が良すぎて融通がきかない感じなんですよね。それとターンの最後で粘りが効かないので私の脚力だと失速してしまう時がありました。

・アクション性能

マーク・リチャーズほどではないですが、アクション性は高いです。回転性やリリース性は悪くはないため、割とトップで軽く板を返すこともできます。反応が早いので思った通りのセクションに板を当てやすいというのもありますね。

ただどちらかというと縦にガツンと当て込むような乗り方よりは、カービングで繋いでいくライディング用ではあると思います。上級者の方であれば大きい波のときに使うとかなりパワフルなアクションができるかもしれません。

・最適な波のコンディション

胸肩以上で掘れたパワーのある波が良さそうです。

オンショアでガタついた波はあまりおすすめではないです。コブの振動がダイレクトに伝わっていなすのが難しいんですよね。クリーンな面の方が本領を発揮してくれます。

・Album Twin +1のまとめ

スピード、コントロール、アクション性能のバランスが良く、全てにおいてそこそこ高い性能を持っていますが、脚力が弱いサーファーだとちょっと使いこなすのが難しいかな。上級者向けかもしれません。正直私には少し難しいと感じました。

まとめ

MR PC TWIN+1(マークリチャーズのツインスタビ)はアクション性能が高くトライフィンに慣れた方にも違和感なく使えるフィンです。

MF TWIN+1(ミックファニングのツインスタビ)は、とにかくスピードが早い直線的なサーフィン向けでショルダーが張った波には最高。

Album Twin +1(アルバムサーフボードのツインスタビ)は、すべての性能のバランスが良いが上級者向け。

いかがだったでしょうか、今回は3つのツインスタビを比較しました。

割と感じたままにお伝えしましたが、使う人によって感じ方は違ってくるとは思いますのであくまで参考程度に考えてもらえるとうれしいです。

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