ダンプスターダイバー2をレビュー!デーン・レイノルズの2024年最新サーフボード

ダンプスターダイバー2 サーフィン

今回は2024年チャネルアイランズの最新モデル【ダンプスターダイバー2】のレビューをお届けします。

ダンプスターダイバーといえばデーン・レイノルズさんですよね。

デーン・レイノルズは現在コンペシーンを離れて、フリーサーファーとして活躍していますが、伝説のサーファーの一人と言っても過言ではないと思います。本当に独創的なサーフィンは唯一無二で、彼の必殺技の一つでめちゃくちゃ掘れたセクションでレール掴んでくるんと回る技とか、えぐりこむようなカービングとか一度真似してみたいけどどうやるのか分かりません。とにかく個人的に好きなサーファーの一人です。

ダンプスターダイバー誕生秘話

初代ダンプスターダイバーは、デーン・レイノルズがかつてゴミ箱(アメリカではダンプスターといわれています)の中から使えそうなブランクスを引っ張り出して、アルメリックに作ってもらったのが最初で、ゴミ箱つまりダンプスターががそのまま名前の由来になっているようです。

その時のデーン・レイノルズのリクエストは、なるべく普通のパフォーマンスショートに近い形状の小波用サーフボードを作ってほしいというものだったらしいのですが、出来上がったのが、幅が広く短いけれどノーズは尖った小波用のサーフボードでした。

当時小波用サーフボード(グロベラー)はボテッとしたフィッシュボードなどがあったけど大会ではあまり良いジャッジがされないということで、そうしたことも加味したデザインだったようです。

そして、デーン・レイノルズは、2009年にカリフォルニアのトラッセルズの大会で初代ダンプスターダイバーを使用して初のWCTファイナル進出を果たしたそうです。

こうした短めの小波用パフォーマンスボードは現在ではよく見かけますよね。ダンプターダイバーはおそらくそうしたサーフボードの原型だったんではないでしょうか。あの名作ネックベアードもダンプスターダイバーが元ですしね。

さあそんなダンプスターダイバーの2作目、ダンプスターダイバー2は一体どんなサーフボードなのかこれから紹介していこうと思います。

ダンプスターダイバー2の形状・構造

デーン・レイノルズがムービーの撮影で使おうと思って初代のダンプスターダイバーを引っ張り出して乗ってみたら、あまりにボードが短くて小さい事に驚いて、もう少し長さをもたせようと考えた事からダンプスターダイバー2の開発に繋がったそうです。

なので初代よりも長さが長くなっています。

たしかに最近は短め幅広めの小波用サーフボードと言ってもそこまで短くないものが主流になっている気がします。ダンプスターダイバー2もそうした時流に乗ったデザインになっています。

アウトライン

全体的に曲線が多い形状ですね。

ダンプスターダイバー2

ノーズとテール幅は広めです

ロッカーとコンケーブ

ロッカーについてはノーズは少し強めになっていてテールは弱めです。

コンケーブはそこまで深くないシングルコンケーブです。前足あたりからサイドフィンまでシングルコンケーブになっています。テールエンドはフラットです。

レール

レールはミディアムフルで若干丸みを帯びています。ノーズ近辺から割と厚みがありますレールをいれると反発して加速する形状になっています。

このように全体としてはモダナイズされたデザインとなっていて、よりオールラウンド性が高まっているかんじです。

素材については私のボードはPUですがスパインテックもあってそちらも良さそうですね。

ダンプスターダイバー2の乗り味について

下記の4つのポイントで乗り味の感想をお話します。

・テイクオフ性能

・スピード性能

・コントロール性能

・アクション性能

ダンプスターダイバー2ライディング

テイクオフ性能

テイクオフはまあまあ早いほうだと思います。でもネックベアード2のほうが早いかな。私ダンプスターダイバー2のディメンションは5’9″の30.7lということで 浮力には余裕があるので力のない波でもスーッと走り出してくれます。テールの幅が広く波の力を受けやすいのもあるかもしれません。

スピード性能

ダンプスターダイバー2はスピードも早いサーフボードですね。ドライブ性も悪くはないです。ターンの伸びがすごいので自分が思っているよりボードが先に行ってしまっている感覚もありました。

もう少し乗り込めばアジャストできて感覚も変わってくるかもしれません。でもとにかくダンプスターダイバー2はターンの伸びが素晴らしいですね。

ちなみにレールの反発があって踏み込むたびにどんどん加速するので、力のない波でも乗れますし、ダンパー気味の波で普段諦めてしまうような早いセクションも抜けて行けちゃいます。このあたりはネックベアード2にも似ているかもです。

コントロール性能

コントロール性能についてはダンプスターダイバー2ならではの特徴があってそれはなにかというと、独特のフロー感があります。数値以上に浮力を感じます。このサーフボードのディメンションは5”9″の30.7lで、普段これぐらいかもっと浮力の大きいサーフボードにも乗ったりしますが、ダンプスターダイバー2は波に乗っていると他の30lぐらいのサーフボードと比べてもかなり浮力があるような感じがします。素材もPUなんですけどね。デザインの特徴なのかな。

ちなみに大きい波のときは若干ふわっとする感じでもう少しドシッとホールドして欲しくなるときもあります。なので自分のジャストのサイズで乗ると大きめの波でも問題なくコントロールできると思います。

それとダンプスターダイバー2はすごくクイックに動きます。自分が持っていきたい場所にすぐ動いてくれるため、波の変化が激しかったり、早い波のときに、対応がしやすいです。

アクション性能

ダンプスターダイバー2はアクション性能も非常に高いですね。

とにかくクイックに動くので、ターンからターンの切り替えが早く小波でダンパー気味の波でも普段より多くアクションできます。

それとトップでターンを切り返すとき反発感があって弾む感じがあります。レールが丸みを帯びているのもあるかもしれませんが結構パワフルなターンがしやすいかもです。上級者やエキスパートなサーファーであればかなりスプレーを上げたターンができちゃうのではと思います。

私はそこまで技量がないのですが、なんかいつもよりパワフルなターンになっている感じがしました。

ダンプスターダイバー2に最適な波のコンディション

腰腹ぐらいから頭オーバーぐらいまでオールラウンドに乗れるサーフボードだと思いますが、腹胸ぐらいの少し掘れた波が良さそうな感じがしました。

適応レベル

中級者以上がおすすめですが、横に行けるようになったぐらいの方でも乗れると思います。

それと私のような40過ぎたおじサーファーでまだまだショートボードで頑張りたいというサーファーさんにもダンプスターダイバー2はおすすめだと思います。

私のダンプスターダイバー2のディメンション

長さ:5’9″
幅:19 7/8
厚さ:2 7/16
ボリューム:30.7L

結構オーバーフロートですが問題なく乗れます。むしろテイクオフに余裕があるけど動かせておじサーファーにはこれぐらいが良い感じです。

というわけで今回はダンプスターダイバー2のレビューでした。

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