チャネルアイランズの2023年最新のサーフボードG SKATEを紹介。40代一般サーファーが、初乗りの感想をお伝えします。
ちなみにG SKATEはパトリック、デーン、タナーというガダスカス3兄弟がブリット・メリックと一緒にデザインしたボードです。
ガダスカス兄弟って南アフリカの子供たちにサーフボード700本を寄付したり、ポジティブヴァイブウォーリアーズっていうサーフィン文化を支援する組織を設立したりとにかく素敵なサーファー兄弟なんですよね。
そんな彼らがデザインしたボードです。
ボードの構造
アウトライン
ではまず全体のアウトラインから見ていきましょう。
全体的にワイドなアウトラインですね。特にノーズ側は丸くなってます。でもテールに関しては、かなりしぼられていて、小さめのスワローテールになっています。少しウイングも入っていますね。
昔PODMODというボードに乗ってたこともあるんですが、それに結構似ているかなと初め思ったんですが、良く見ると全然違います。あまり今までに見たことない感じのアウトラインです。
ロッカー
それとロッカーですが、ロッカーはかなり緩めフラットな面が多いです。ノーズ側だけ少しフリップしていますが、全体的にはローロッカーですね。
コンケーブ
次にコンケーブですがシングルコンケーブからダブルコンケーブというオーソドックスなコンケーブになっています。テール側のダブルコンケーブは割としっかり入っていてルース性を高めています。
レール
レールの形状は全体的に丸めのボキシーレールです。それで前足あたりのボリュームがかなりあるので、前足荷重でぐんぐん加速できます。
フィンのセッティング
フィンについては3フィンになっていてツイン、ツインスタビ、スラスターとどんなセッティングでもいけるみたいです。推奨は、ツインスタビとのことです。私が使っているのは、アルメリックのAMTツインスタビです。ちなみにガダスカス兄弟とブリットメリックが開発しているフィンもあるようです。
ディメンション
長さ:5’8″
幅:19″ 5/8
厚さ:2″ 1/2
ボリューム:31.4l
ちなみに私の体重が65kgなのでちょっとオバーフロートですが、40超えた一般サーファーにはこれぐらいでちょうどいいと思っています。
初乗りの感想
今回波が小さくてダンパー気味の早い波だったので、すごく難しかったのですが、G SKATEの性能が高いので、そこそこ楽しめました。
まず第一印象としては、とにかく自分の思う通りに動いてくれるボードだと感じました。小波やジャンクなコンディションでも対応できそうな感触です。今私が持っているボードの中で利用する頻度が多いのがネックベアード2なのですが、負けないぐらい利用頻度が高くなりそうな予感がしています。
それでは4つのポイント、テイクオフの速さ、ドライブ性能(スピード)、アクション性能(ルース性)、コントロール性(安定性)でお話ししようと思います。
テイクオフの速さ
まずはテイクオフですがかなり早いです。もちろんロングやミッドレングスほどではないですが、5’8″という長さを考えるとかなりテイクオフは早いと思います。
ドライブ性能
それとドライブ性能については、前足で踏み込むとグーンと加速します。ただ一気にトップスピードになるような鋭い加速というよりはぎゅーんっと伸びていく感じですね。うまく言葉では表現できないんですけど。体が置いてかれるような加速ではないのでコントロールしやすいのと、パワーゾーンに留まりやすいですね。
アクション性
アクション性ですが、ノーズがワイドなのでトップでの返しが重いかなと思ったのですが、そこまで重くは感じませんでした。波が小さくてダンパー気味だったのターンのしやすさとかはあまり良くわからなかったんですが、回転性は悪くない感じです。今度もう少しサイズがある時にサーフィンしてみてまたこの辺の乗り味について話できたらと思います。
コントロール性
最後にコントロール性ですが一番これが特徴的でコントロールがしやすいです。
今回のように早い波でも細かいトリミングで加速して抜けていけたのは印象的でした。まるでスケボーのチクタクのように細かく波のトップのパワーゾーンを刻んで抜けていけたんですよね。思い通りのラインを描けるんですよ。波の弱いセクションやスープを抜ける時などでも安定するし、一度バランス崩してしまったけど、どしっと安定しているのでリカバリーしやすかったです。
最適な波のコンディションについてはもう少し乗り込んでから改めてお伝えしようと思います。
適応サーファーレベル
適応できるサーファーのレベルについてですが、初心者から上級者までどんなサーファーさんでも乗れると思います。私のようにおっさんサーファーにもおすすめですね。おっさんの場合は体重にもよりますが、5’6″より長いモデルを選んだ方がいいかもですね。
ということで、今回はチャネルアイランズの最新モデル G SKATEのファーストインプレッションでした。
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