40歳以上のおっさんがキレたサーフィンをやるためのサーフボード選び

サーフィン

更新日:2022年1月10日

何を隠そう私は、40オーバーのおっさんサラリーマンサーファーです。頑張ってショートボードに乗ってます。

体力も衰え、膝やら肩やら腰やらが常に痛い状態のおっさんが、「まだまだ若いもんには負けん」的なキレたサーフィンをするために、そりゃあこれまで色々考えてきましたよ。

40オーバーのおっさんがキレたサーフィンをするためにするべき3つのこと

1.ウェットスーツを最新の最高級のオーダー品にする

2.ジムに通って肉体改造

3.ハワイかバリに移住し毎日サーフィン

上記は、いずれもお金がかかります。3に至っては、何かしら捨てる覚悟が必要になりそう。

大人の貫禄で、金にモノを言わせてといきたいところですが、もちろんみなさんと同じように金はありません。失礼・・・。お金持ちの方もいらっしゃいましたか?

何はともあれどうせ同じ金をかけるなら、40オーバーのおっさんがキレッキレサーフィンをするために、一番費用対効果が高い方法をということで出した結論は?

「キレッキレおっさん用サーフボードを買うのぉ!」

でし!

頭のどこかがキレたおっさん用のサーフボードではなく、

キレた波乗り(自己満足でもよし)ができるおっさん用のサーフボード購入大作戦です。

というわけで、私が何本か種類の違うボードを試してたどり着いた結論があります。

それは

浮力が重要!

ということです。

ちなみに私は

身長:170cm

体重:63kg

ちょっとお腹が出始めてますが、割と平均的な体格です。

なお、サーフィンのレベルは長いことやってるくせに万年中級レベルです。

ただ波が良い時は、たまに、いぶし銀の技がはいります。

というわけでこれからお勧めするボード選びは初中級者の40歳以上で週末たまに海に入るおっさんサーファーで、自己満足でもいいのでキレたサーフィンをやりたい人が対象です。

上級者やプロ、それから毎日海に入ってる海坊主は対象ではないです。

結論になってしまいますが、

私ぐらいの体格であれば

初級中級問わず

cl値が”35〜40lのボードを選べ!”

です。

Cl値とはボードの浮力のことです。

え?浮力大きすぎない?

大丈夫です。確かに単純に浮力が大きいだけのファンボードでは、切れたサーフィンは難しいでしょう。

長さ、幅、厚みそれからレールやコンケーブ形状とのバランスも重要です。

それではそれらも加味したボードはどういったものか、

ちょい短め幅広めのボードが良いのよ

写真じゃわかりにくいですよね。

もう少し詳細に書くとですね。

・長さ:少し短め 5’8”〜5’11”

あんまり短すぎるとテイクオフの時の走り出しが遅くなります。なので少し短めがおすすめ。浮力が大きくてもボードの回転性が上がり縦の動きもしやすいです。

・幅:広め 19~21インチ

幅は広めがいいですね。ターンの切り返しがしにくくなりそうですが、浮力が大きくなるのでパドリングが楽です。それに安定するので、ライディングに余裕が生まれます。大人の余裕です。

・厚さ:2インチぐらい

厚さはパキパキのパフォーマンスボードと比べると厚めが良いでしょう。特に、パドリングの際、胸のあたりにボリュームがあるとパドリングが楽だしテイクオフスピードも上がります。

・アウトライン:やや直線的

なんといってもまずはテイクオフで若者に負けてはダメです。やや直線的な方が早いテイクオフが可能で、ボトムに降りるスピードに乗せやすいです。

・テール:広め もしくはラウンド

広めのテールは波の力を推進力に変えやすいのでテイクオフ時の走り出しが早くなります。

・ノーズ:少し丸みを帯びた形状

尖っていた方が鋭いターンができるのはそうなんですが、なんといってもまずはテイクオフが早く安定していないとということで、少し丸みがあった方が走り出しは早いのでそちらを重視です。

・ロッカー:ややフラット

ロッカーというのはボードの反り具合です。先ほどの写真の真ん中をみてください。

 ノーズとテールは少し反っていますが、中間は完全ではないですが、平らになっています。これもやはりテイクオフスピードのためにややフラットの方がいいです。

・レール:ミディアムボキシー

レールは丸っこいか、細くエッジが効いているかになりますが、

最も丸いのがボキシーレール(フルレール)。
一番細くエッジが立っているのがテーパーレール(ローレール)。
中間がミディアムです。

ミディアムが、バランスがよく安定感もあってコントロールしやすいです。

あまり丸いともっさりしますし、波にパワーがあると吹き飛ばされることもあります。エッジが効きすぎだとテイクオフが安定しなかったりしますので中間がいいですね。

ただもう少しオススメは、ミディアムとボキシーの中間のミディアムボキシーがオススメですかね。これだとより安定感が増すので、余裕が生まれて、おっさんとしては、ターンに入りやすいです。

・コンケーブ:シングル〜ダブル

これはボードの底の溝のつき方なんですが、トップから順にシングルからダブルがオススメです。脚力の弱ったオッさんにはコントロールがしやすいと思います。

後ろ足付近でVeeもオススメです。クイックさが増します。

・フィン:クアッド

それから大事なのはフィンのチョイスですが

トライよりクアッドのほうがいいと思います。

クワッドの方が走り出しでスピードに乗せやすいです。

とにかく最初の走り出しのスピードが大事だと思うんですよ。特におっさんは・・・。

走り出しが早いと余裕も生まれて、そのあとのターンが決めやすくなるはずです。

若干テイクオフが、レイト気味になっても抜けられる確率はクアッドの方が高い気がするんです。

40歳オーバーおっさん用のおすすめサーフボードを紹介

■アルメリック ネックベアード3

170cm 63kg 40オーバーの私の場合チョイスするとしたらのサイズ

5’10″ 19 7/8″ 2 9/16″ 32.3L

ネックベアード2は持っていて、とても調子がいいので3も気になる。

ネックベアード2のチョップテールがひっかかりそうだな?とか見た目のインパクトが強すぎるかな?と抵抗のある方におすすめしたいのがネックベアード3です。反則系のテイクオフの早さは健在で、小波でもサイズアップした時でも1本でまかないたいという方にはぜひおすすめしたいです。

ネックベアード3はテールがラウンドテールになっているため、ライディングにスムーズさがプラスされレールと使ったフローのあるサーフィンがしやすくなります。また高速になった時でも安定性が保たれ、掘れているセクションでもタイトにレールを入れていくことができます。サイズアップした時でも安心して乗れるようになっていますが、それでもグロベラーモデルですので小波でもファンサーフが可能です。

■Firewire Machado Surfboards No Problem

170cm 63kg 40オーバーの私の場合チョイスするとしたらのサイズ

5’9″ 19 7/16″ 2 1/2″ 32.7L

めっちゃ人気の小波用ボード。ロブ・マチャドプロデュースのNo Problem。

毎日何かしらの問題を抱えているけど一番はサーフィンの時にどのボードをを持っていくかっていう問題(Problem)があるよね。
No Problemはグライドとフローを与える為にSeawolfのロッカーを組み合わせているけれど、貴方の目前に疑う余地の無いセクションが迫った時には、ストレスを発散させてくれるよ。
このモデルは、今までに作った中で最も扱いし易いボードで、滑りやすいにもかかわらず、とてもシュレッド(切り刻む)しやすいんだ。
このモデルに乗って、楽しんでその問題(Problem)を海に置いてきて。

■シャープアイ インフェルノ72

170cm 63kg 40オーバーの私の場合チョイスするとしたらのサイズ

5’10″(177.8cm) 19.25″(48.9cm) 2.625″(6.6675cm) 29.4L

オリンピックで活躍した五十嵐選手や世界最高峰のテクニックを持つサーファーであるフィリペトレード選手が所属するシャープアイのボード。ここ最近かなり気になっています。

2021年2月に公開された「STAB IN THE DARK with Taj Burrow」にて、優勝ボードとしてタジバロウからシャープアイが見事選ばれましたが、そのモデルがまさにこの Inferno72(インフェルノ72)。
*72はタジが乗っていたボード(シャープアイ)の番号。
*優勝したDark Arts Epoxy(フルカーボン素材)のPU/PE版レプリカデザインです。

元々は、2020 SURF RANCH (Michelob ULTRA Pure Gold Rumble at the Ranch) で、フィリペトレドが使用するためにデザインされ、見事優勝を勝ち取ったモデルです。

CT & QT サーファーによって無数のテストを繰り返されてきたDisco Infernoモデルをベースにエントリー&テールロッカーを増やし、ターン中でのドライブ感とホールド感を強力に維持します。
小波〜中波サイズでベストなパフォーマンスを発揮し、乗り手が意図するままの操作性が魅力。

■LOST RNF-RETRO

170cm 63kg 40オーバーの私の場合チョイスするとしたらのサイズ

5’7″20.88″2.40″ 33L

ちょっと変わり種で、レトロフィッシュ系もたまには乗りたい。でもこのモデルはただのレトロなフィッシュボードじゃないらしい。

25年間養った名作RNFで蓄積されたデータから生み出されたモデル

  • 外観はレトロで中身は最先端
  • 安定した早いパドルやライディングを楽しめる
  • ダブルサイドカットされたテールデザインにより楽にボードコントロール可能

私のボードラインナップ

1.アルメリック ネックベーアド2 5’10”  CL値:32.9l

現在最も出番が多いボードです。モモ・腰サイズから腹胸ぐらいまではこのボードです。浮力が30l超えていますが、持ったりすることはなく、かなり動かしやすいボードです。

Youtubeでアルメリックのネックベアード2のインプレ映像あります。私のライディング映像も交えてネックベアード2の良さを紹介しています。

2.Vonsol Flying Manta 5’6”  CL値:37l

湘南は膝〜腰ぐらいの波が多いのでこの37lの短めボードが大活躍します。とても楽しいボードです。

このボード結構動きます。トップターンやカットバックもきめられます。

独特のフロー感はありますが、もっさりした感じにはなりません。

レールもきちんと入りそこそこタイトなターンもできますし、縦に当て込むこみ板を返すこともできます。

ゲットの際、若干きついですがドルフィンスルーもできなくないです。

写真でお気付きかもしれませんが夫婦喧嘩が元でちょっと穴が空いてます。ですが海水も入ってないし、きっちり自分でリペアしているので問題あ〜りません。

ちなみに、そんなこんなでボードに生傷が絶えないため、リペアの腕はかなりのもんです(笑)。昔サーフショップでバイトしていた時にかなりの本数リペアした経験もあります。ということでいつかリペアについての記事も書こうかな。

3.Firewire Tomo V4 5.10 CL値:28.8l

このボードはとにかくスピードが早いです。頭前後の大きい波の時に使いますが、小さい波の時でもテイクオフが早いので遊べます。

でもやっぱり大きい波で結構早めの波の時に、直下降でかっ飛ばすのが楽しいボードです。

4.ROBERTS Black Punt 5.9” CL値:26.83l

カリフォルニアのロバート・ウェイナー氏にオーダーで作ってもらったもので、腹〜頭ぐらいまでの波の時に使っています。私が持っているボードの中では、最もCL値が低いボードです。素材はなんとVarialです。水を吸わない最新素材です。丈夫でストリンガーが必要ないので、フレックスが均一になります。こちらのボードレビューは今度記事にしようと思います。

YoutubeでVarialフォームの良さをレビューしています。ライディング映像もあるのでみてみてください。

5.アルメリック PODMOD 5’4″ CL値:28.56l

かなり短めですが、これはテイクオフも早く、めちゃくちゃ動きます。

ただ私の場合、短すぎるものをチョイスしてしまい、スピードに乗せるのが結構大変です。もう少し長めでもよかったかもしれないです。

ただ、腰〜腹ぐらいの小波の時は、かなり遊べます。フィンを小さめにしてグリングリン回したりできます。

ということで、40歳オーバーのおっさんがキレたサーフィンをやるためのボード選びでした。

最高の一本を見つけて、爺さんになっても楽しくサーフィンできたら良いですね。

結構おじいちゃんサーファーでキレキレのショートボーダーたまに見かけるけど尊敬します。

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