本日は、40歳以上のサーファーにオススメのサーフボードを3本ご紹介します。
40歳超えると体力が衰えてきて若い頃のようにパキパキのショートボードでサーフィンするのはつらくなってくるんですよね。そこで大人っぽい余裕のあるスタイリッシュなサーフィンを無理なく楽しめて、でも時には切れたライディングもできるようなサーフボードを実際に私が乗り込んでみて素晴らしいと思ったものを3本選びました。
ちなみに私は現在47歳で普段は普通のサラリーマンです。週末波が良ければ海に入る一般おじサーファーです。
サーフィン歴は20年以上とそこそこ長くやっていまして、これまでショートボード、ミッドレングス、ツインフィッシュ、それからロングやソフトボードなどさまざまなボードにこれまで乗ってきました。
そんな私がここ最近体力も落ちてきていても、乗りやすくて楽しい!でも、時には攻めたサーフィンもできちゃうそんなボード達をご紹介したいと思います。
【G SKATE】チャネルアイランズの傑作ハイブリッドボード
それではまず1本目にご紹介するのは、チャネルアイランズのG SKATEです。
これはまだ発売されて間もない2023年に発表されたハイブリッド系のボードで、ガダスカス兄弟がとにかく楽しいサーフィンをコンセプトにブリットメリックと一緒に作り上げたボードです。
G SKATEの概要
G SKATEのアウトラインはワイドでノーズ側は丸くなってます。でもテールに関してはかなりしぼられていて、小さめのスワローテールになっています。少しウイングが入っていて、ターンのきっかけが掴みやすくなっています。
ロッカーはかなり緩めでフラットな面が多いです。ノーズ側だけ少しフリップしていますが、全体的にはローロッカーですね。
次にコンケーブですがシングルコンケーブから中央付近からダブルコンケーブになっています。G SKATEは割りとオーソドックスなコンケーブなんです。そのため非常にコントロールがしやすいです。
G SKATEのレールの形状は全体的に丸めのボキシーレールです。それで前足あたりのボリュームがかなりあるので、前足荷重でぐんぐん加速してくれます
フィンについては3フィンになっていてツイン、ツインスタビ、スラスターとどんなセッティングでもいけます。私はアルメリックのAMT ツインスタビをつけて乗っています。ちなみにガダスカス兄弟とブリットメリックが開発しているフィンもありますがそっちはまだ試していないです。G SKATE用にチューンナップされていてすごく良さそうなので今度試してみようとおもっています。
私の体型は170cm 65kgぐらいです。私のG SKATEは5’8”ですが、もっと長くてボリュームの大きいのでもよかったかなと思っています。
G SKATEの特徴はコントロールのしやすさ
G SKATEの一番の特徴は、とにかく自分の思う通りに動いてくれるボードだという点です。とにかくコントロールしやすいんですよね。
早い波でも細かいトリミングで加速して抜けていけますし、まるでスケボーのチクタクのように細かく波のトップのパワーゾーンを刻んで抜けていけちゃいます。
G SKATEはテイクオフもそこそこ早いです。もちろんロングやミッドレングスほどではないですが、5’8″という長さを考えるとテイクオフは早い方だと思います。
G SKATEの最適な波のコンディションについては
小波向けと思いきやある程度のサイズがあった方が楽しいですね。もちろん小波でも楽しめますが、このボードは、腹胸以上で本領を発揮してくれます。
それとジャンクなコンディションでも乗れちゃいます。
40歳以上のおじサーファーで体力は落ちてきたけどまだまだ切れたアクションを入れたサーフィンがしたいという方にオススメですかね。
【CI MID】チャネルアイランズの定番ミッドレングスボード
CI MIDは、デヴォンハワードさんが乗っている映像を見て欲しくなったボードですね。
CI MIDの概要
全体のアウトラインはこれぞミッドレングスという形状をしています。いわゆるエッグ型で、割と細めでスッキリしています。でもノーズ側は結構ワイドになっています。そのため、CI MIDはテイクオフは楽にできます。
テールは結構絞られていて、チャネルアイランズらしいデザインと言えるかと思います。ターンもしやすいです。
ロッカーは全体的にフラットですが、テール側は少しロッカーが強めについています。CI MIDの回転性が高いのはこのためでしょう。
コンケーブはダブルバレルコンケーブが入っています。そのためCI MIDは、レールの切り替えがしやすく、トリムスタンスでぐんぐん加速してくれます。
CI MIDのフィンセッティング
2+1のフィンセッティングでサイドバイトを付けて、タイトなサーフィンもできるし、センターフィンのみのシングルフィン仕様でゆったりクルージングもできます。
デヴォン・ハワードさんとTrue Amesが共同で開発したCI MID専用のフィンが用意されていますが、最近はセンターにキャプテンフィンの7インチをつけるのが気に入ってます。かなり加速力がアップします。
CI MIDの特徴はスピード
CI MIDの1番の特徴はスピードです。テイクオフ直後一気にトップスピードに乗る感覚があります。それと踏み込んだ時の加速感もすごいの一言です。
CI MIDは普段ロングに乗っていて、大きい波用に使うのもアリですし、ショートボーダーが小波用として6’6″や6’8″のに乗るのもおすすめです。
それと40歳以上の体力が落ちてきているおじサーファーが無理せずゆったり波に乗るのにも適していますよ。
【カリフォルニアツイン】LOSTのフルカーボン仕様
最後はLOSTサーフボードのカリフォルニアツイン。しかもダブルダートというフルカーボン仕様のボードです。
カリフォルニアツインの概要
フルカーボン素材のボードはかなり良くてですね。軽くて余計な力をいれずに鋭いアクションができてしまいます。しかもこのモダンなツインフィッシュとの相性は抜群ですね。
さてこのカリフォルニアツインは名シェイパーのメイヘムさんとマークリチャーズさんとのコラボで誕生したボードです。
カリフォルニアツインのアウトラインは割とレトロな雰囲気もあります。でもテール近くにウイングが入っていてターンがしやすくなっています。ロッカーはフラットでテイクオフが速いです。コンケーブはシングルからダブルということでコントロールがしやすいですね。
カリフォルニアツインのフィンセッティング
あとカリフォルニアツインのフィンセッティングですがツインとツインスタビで乗り味が結構変わるので気分や波のコンディションによって色々と楽しめるのもいいです。
高いドライブ性を誇るカリフォルニアツイン
カリフォルニアツインの一番の特徴はドライブ性能が高い点です。これについては、ダブルダートという素材の特徴ではあると思います。
ダラダラとした力がない波でもあまりパンピングしなくてもボードが走ってくれます。EPS特有の沈んで浮かんでくる浮力を使った反発とPUのようなようなしなりが融合した感じでバネのような反発があるので、踏み込むたびに加速していきます。それとボトムでの伸びもすごくて、そのおかげで普段だと、届かなそうなセクションにも当て込めるので、自分が上手くなったような錯覚に陥ります。
カリフォルニアツインは40歳以上のおじサーファーでゆったりだけどスタイリッシュに決めたいという要望を叶えてくれます。どこか余裕のある力の抜けたライディングはカッコ良いですよね。
というわけで、40歳以上のおじサーファーにオススメのボード3選いかがだったでしょうか。
割りとスタンダードなラインナップだったかもしれません。でも乗り込んで本当に乗りやすかったのでこの3本を選びました。
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