珍しい形状のフィンAU FINSをレビュー|癖が強そうだけど乗り味はどうか実際に使ってみての感想をお届け

サーフィン

今回はAU Finsというメーカーの Hybrid 2.0というモデルのフィンについて、レビューしたいと思います!

変わった形してるので結構癖があるんじゃないかとおもいますよね。

ということでどんなサーフボードに合うのか乗り味はどんな感じか、実際に色々なサーフボードや波質で使ってみたのでその感想をお伝えしたいと思います。

AU Finsというブランドについて

創業者はピアースという方でこのブランドの中心人物です。10歳の頃からハンティントンビーチで波乗りをしていたようです。 25年以上にわたりサーフィンに情熱を注ぎ、ハイパフォーマンスな競技スタイルの経験から、サーフボードやフィンが本来どう機能すべきかを体で理解している方です。

ブランド名の由来「AU」

ブランド名の AU は、元素周期表で金を表す記号。 実は Pierce たちは、南カリフォルニアのダナポイントで金やコインの売買をして、その資金で AU Fins を立ち上げました。 まさに「ゴールド」で築いたブランドということで、この名前が選ばれたわけです。

フィンの常識を覆す発想

多くのフィンメーカーが「フレックス=しなりこそが最も重要」と考えています。 でも AU Fins の考え方は違います。 彼らは長年のサーフィン経験と徹底的なテストを通じて、フィンの性能を決定づけるのは、形状と輪郭だと確信しました。 フレックスやフォイルは大切ですが、それは形状の次にくる要素。 この発想が、AU Fins の革新の出発点なんです。

特許取得のスパイラル推進テクノロジー

AU Fins が開発したのは、特許取得済みのスパイラル推進テクノロジー。 インドネシア、ハワイ、プエルトリコ、タヒチ、コスタリカ、メキシコ、そして本拠地のカリフォルニア・ダナポイント。 世界中の波でプロトタイプを試し、磨き上げた技術です。 この独自の形状は、ドライブ性と操作性を高次元で両立し、従来のフィンにはないパフォーマンスを引き出します。

イノベーションと自由な発想

AU Fins の魅力は、常に「実験」と「自由な発想」を大切にしているところです。 ポジティブな姿勢、世界中のサーファーとのコラボレーション、そして妥協のない探求心。 これらが AU Fins を支え、トップサーファーからの信頼を集めています。 これからも、さまざまなボードや波に最適化された新しいサイズや形状を開発し続ける予定とのことで、 最近でも新しいモデルを生み出しています。

Hybrid 2.0フィンの特徴

「手に取るとすぐわかるこの独特な形状。一般的なフィンとは違い、レール側のエッジが波に合わせて曲がるような、独自のカーブを描いています。これが特許も取得している『AUスパイラル推進テクノロジー』の心臓部です。

この技術は、ロケット科学者と協力して水流効率を改善し、ストレートなフィンよりもCFD分析で驚異的な15.7%もパフォーマンスが向上するという結果が出ています。

ちなみに CFD分析というのはコンピュータを使って空気や水の流れなどの流体現象を数値的に予測・可視化する「数値流体力学」の手法だそうです。飛行機や自動車の設計において試作品を作らずに流れの状況や抵抗を分析したり、医療分野で血流をシミュレーションしたりと、さまざまな産業で製品開発の効率化や安全性向上に役立てられているみたいですね。

ちなみに、このHybrid 2.0は世界中のサーファーからのフィードバックと、ケリー・スレーターからの詳細なデザイン分析を反映して生まれたらしいです。

スピード性能に優れ、ターンでは鋭い切れ味を持ち、レールからレールへの切り替えでは爆発的なドライブ感を発揮します。

ヒザ波からダブルオーバー以上まで、グラッシーな波でもチョッピーな波でも対応できる最も幅広いパフォーマンスレンジが特徴で、強いドライブ性を持ちながらも素早くスムーズな切り替えが可能です。オールラウンドで安定感があり、常に安定した性能を発揮してくれるとのことです。

ということでここまでは製品サイトなどの情報をまとめた感じで話をしましたが、じゃあ実際使ってみての乗り味はどうだったか話をしたいと思います。

今回は、私が普段から乗っている以下の3本のボードで試してみました。DHDのグッドウェーブ用ハイパフォーマンスモデル、『EE JULIETTE』、LOSTのおじさん向けパフォーマンスボード、『BIG RIG DRIVER』、そしてシャープアイの小波用ハイパフォーマンスモデル、『inferno72』です。

まず結論から言うととにかく安定性が増してドライブするフィンです。

ボードにつけるとフィンの間に筒のような形ができてそこに水が流れて加速がすごいことになるんです。

ちなみにモデル名が「ハイブリッド」となっているので、ハイブリッドボード専用かと思う方もいるかもしれませんが、私の体感だと、FCS2のエッセンシャルシリーズでいうところのカーバーやアクセルレイターに近い、フィンかなと感じました。

まず一番最初にinferno72から行くと一番このボードにつけたときにこのフィンの効果がはっきりとしました。『inferno72』はジャジャ馬なボードで、素材がEPSというのもあると思いますが、反応が良すぎて私のような脚力が落ちている一般おじサーファーには少しコントロールが難しいと感じていたんですが、このフィンをつけたらその特性が和らいで、まるで暴れ馬が懐いたかのように安定感が増したんです。水面にガチっとホールドするので、安定性が増してターンの入りの時もスムーズになった感じがしました。

掘れた波を走る時など、水面をガッチリ掴んでいる感じで何もしなくてもボードがどんどん前に進んでいく。なんかしゅーーっと音を出して進んでいく電動自転車に乗っている感覚です。

さらに驚いたのが、トップでのターンの時には重くなるかなと思いきや、不思議と抜けも良くてボードを返すのも結構スムーズにできちゃいます。

それから頭くらいの少し大きめのパワーのある波の時に『EE JULIETTE』に装着してみたのですが、このボードは元々スピードとコントロール性に優れていますが、このフィンを付けたらさらに安定感が増してスピードが乗った状態でのターンがブレずに粘れる感じがしました。ワイドで早めの波でもボードをプッシュせず軽く踏み込むだけで加速して抜けることができたのには驚きました

そして、おじさん向けのパフォーマンスボード、『BIG RIG DRIVER』。このボードは楽にテイクオフできて、安定してサーフィンを楽しめるのが魅力ですが、このフィンを付けたら、さらに安定してターンの伸びも増したように感じました。ダラダラの波でも止まらずにターンを繋いでいけるので、パワーのない波でも使えることがわかりました。

ただ一点難点としては小波で早めの波をアップスで抜けるような乗り方の際に、すこしレールの切り替えというか細かい上下の動きが難しい感じがしました。

まとめ

結論として、このフィンは形は変わっているのでだいぶ癖があってボードや波を選ぶだろうなと思っていたのですが、不思議と波のサイズやボードの種類を選ばない、まさに『万能フィン』でした。

特にテイクオフからすぐにスピードに乗れるのと安定感とドライブ性が素晴らしいです。少しボードが安定しないとか、ドライブがイマイチと感じている場合は一度試してみるのもありかもしれません。

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