今回は、ミックファニングソフトボードのバージョンアップした大人気モデル「リトルマーレー2.0」を徹底レビューしていきます!人気モデルはバージョンアップすることが多いですよね。ダンプスターダイバー2やネックベアード2とかそうしたサーフボードも進化をしていますが、このリトルマーレー2.0もだいぶ進化しています。実際にサーフィンしてみた感想と一緒にどのように進化したのかご紹介します。
進化ポイント
リトルマーレー2.0は、前モデルと比べて大きく3つのポイントが進化しています。まずは全モデルと比較しどう進化したかを見ていきましょう。
1. 新素材採用で軽量化
SUPER EVAという新しい構造が採用されたことで、従来のEPOXY LAMタイプから約20%の軽量化を実現しています。

2. ワックスが不要になった
テックススキンという前モデルのソフトトップとは異なる仕上がりになっていて滑り止め効果がアップしました。
3. 強度と耐久性が大幅に向上
軽量EPS素材に加え、T-REXのカーボンストリンガーと160gsm(ハガキぐらいの厚さです)のファイバーグラスクロスをデッキとボトムに使用。それと前のモデルはボトム側は少しハード系の素材でデッキがソフトなスポンジ系ということで素材がデッキとボトムで違ったのですが今回はデッキもボトムも同じ柔らかい素材でラッピングされています。これにより、強度と耐久性が大幅にアップし、長く使えるボードになっています。
リトルマーレー2.0でサーフィンしてみた感想
まず、手に持ったときに感じたのが「軽い!」ということ。流石に普通のショートボードとかと比べると重さは感じますが、以前のモデルと比べてもだいぶ軽量化されているように感じました。特にパドルを開始する時、以前のモデルでは少し重さが気になったんですが、リトルマーレー2.0になってからはパドルの初速が格段にアップしました。
そしてグリップについてですが、ワックスなしでも滑らないです。デッキパッチも必要なさそうですね。以前のモデルの不満点としてワックスの落としにくさがあったのですが、今回はそもそもワックスなしでもしっかりグリップするようになった関係でこの悩みが解消されました。

テイクオフ性能
リトルマーレー2.0の特徴としてノーズロッカーがゆるく、フラットに近いんです。これにより、パドルがとても楽で、簡単に波をキャッチできます。小さな波でも、テイクオフがしやいです。
スピード性能
コンケーブが入っていて、これが波の力をしっかりと捉え、小さな波でも加速します。初速はそれほど早いというわけではないですが、波の力をキャッチしやすいため、力のない波でもスーッとボードが走ってくれます。軽くトリミングすると加速しますし、何もしなくても結構スピードが維持されるので初心者さんでも乗りやすいのではと思います。
コントロール性能
リトルマーレーの特徴でもありますがこの短めのレールは、特にスモールウェーブでのポケットにぴったりフィットします。このフィット感が摩擦を減らし、スピードを増加させる要因となっています。さらに、シングル〜ダブルコンケーブのボトムデザインになっているためかスピードに乗っている時でもしっかりとコントロールできました。それと幅が広いので安定性は抜群です脚力が弱っている私のようなおじサーファーや女性サーファーさんんもおすすめできます。
アクション性能
最後にアクション性能ですが、軽量化によってトップでの返しが非常にやりやすくなっています。ショアブレイクのクリティカルなセクションに当てて板を返すこともできます。
レールはかなり厚いので急なターンは難しいですが、テールがダイアモンドテールになっていて大きめのカービングなどスムーズにできます。
おすすめの波のコンディション
膝腿から腹ぐらいまでがマッチします。
胸肩以上でも乗れると思いますがパワーがある波よりはゆったりとした波の方がこのボードにはあいます。
フィンセッティングについて
5フィン仕様なのでツイン、ツインスタビ、クワッド、トライフィンなんでもいけます。まだツインスタビでしか試していないためこれから色々試してまた動画で紹介できればと思っています。
まとめ
リトルマーレー2.0はテイクオフのしやすさ、スピード、コントロール、そしてアクション性能すべてにおいて以前のモデルより進化しています。軽量化されたことによってパドルの初速が上がり、さらに乗りやすくなったため、初心者から上級者まで楽しめるボードに仕上がっています。
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