今回は、DD2にはDD2フィンをということでダンプスターダイバー2のためにデーンレイノルズが開発に関わったフィンをレビューしたいと思います。
なお、実際にダンプスターダイバー2に装着して数回サーフィンをしてきました。
その感想をお話しするとともにこのフィンがどういったデザインになっているかなども細かく解説します。
DD2フィンのテンプレートデザインについて
サイドフィンがAMつまりアルメリックのテンプレートとなっています。
そしてセンターがリアクターのテンプレートになっています。
AMフィンはカーバーファミリーなので、つまりDD2フィンはサイドがカーバーでセンターがリアクターという組み合わせになっています。
AMフィンはサイドよりセンターが小さくなっていますが、DD2はセンターがリアクター系なので角度が立っている形になります。
そこがAMフィンとDD2フィンの違いですね。

実は結構サイドをカーバー系にしてセンターをリアクターをつけるという方多いようですね。ドライブ性が高くスピードに乗せやすくそれでいてトップでの抜けも良くなるという特性になるみたいです。まさにDD2フィンはその組み合わせになっているというわけです。
ちなみに、このセンターフィンを直立した形状にしたのには理由があるようで、それはサーフボードの方のDD2のテールロッカーが低めになっていてそれに合わせたようです。
素材について
素材はパフォーマンスグラスということで最も硬い素材となっています。
最近FCS2が新しく出したフィンはパフォーマンスグラス素材が使われているものが多いですが流行りなのでしょうか。
とにかくPGはオンフィンに近いフィーリングが得られカチッとした乗り味になります。
そして結構重さがあります。ただこの重さについては後で乗り味について書きますがそれほど気にならないですね。
DD2フィンをつけてサーフィンをしてみての感想
まず結論から言うとやはりサーフボードのダンプスターダイバー2と相性は良いです。
ただCIフィンやAMフィンなど他のフィンと比べて一番良いと言う感じではないです。
波のコンディションによってはCIフィンが良い場合もあるしAMフィンが良い場合もあるということでいつでもDD2フィンが最高というわけではないとかんじました。
その辺りも踏まえつつ3つのポイントで感想をお伝えしたいと思います。
スピード性能
テイクオフ直後にものすごい加速感があります。
さらにボトムでも踏み込むとさらに伸びる感じですね。
サイドはAMフィンのテンプレートですが、AMフィンにも負けないドライブ性能があると思います。
コントロール性能
ホールド性は悪くないです、掘れた波でもしっかりホールドして安定します。
それでいて回転性も良いです。ターンに入ろうと傾けるとすぐにボードが回転してくれます。ルースでありながら安定もするという面白いフィンです。
ただ少し気になるのは素材の硬さですかね。パフォーマンスグラスということで硬い素材のため少し融通が効かない感じがあります。反応が良すぎるためかダラダラしたセクション、パワーのないセクションで急に方向転換させようとするとかくっとバランスを崩してしまうことがありました。
さらにバランスを崩した後リカバリーが難しい、CIフィンと比べるとその違いがわかりやすいのですが、CIはバランスを崩してもリカバリーしやすいですがDD2は若干難しいです。
ただこれについては、繊細なコントロールができる上級者のサーファーであれば全く問題ないかもしれません。
アクション性能
トップでのキレがよくチャネルアイランズCIフィンに負けていないかもしれないです。
トップでのターンがすごくスムーズでアクションした後の安定感も良いので次のアクションに繋ぎやすいかんじがしました。
おすすめの波のコンディション
サイズは腰腹から肩頭ぐらいですかね。小さすぎる波、だらついた力のない波はあまり向いてないです。できればある程度掘れている波の方が良いと思います。
まとめ
サーフボードのダンプスターダイバー2との相性は良いです。
少し素材の硬さなど若干クセはありますがドライブし安定する特性に加えキレもあるなかなか性能の高いフィンだと思います。
ただ、このフィンだけでオールOKという感じではないです。特に小さすぎる波や力のない波だと少し扱いにくい場合があります。
やはり波によっては他のフィンと使い分けした方が良いかなと思います。
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