今回はチャネルアイランズから最近発売されたダンプスターダイバー2と、名作ロングセラーボードのネックベアード2を徹底比較します。
どちらもデーンレイノルズのシグネチャーボードですが、ネックベアード2は反則級ボードとして長年人気を保持している名作中の名作ですがダンプスターダーバー2はそのネックベアード2と比べてどんな違いがあるのかをお伝えします。
さてそれではそれぞれのボードの比較をしていきます。
形状を比較
アウトライン
・ネックベアード2:
直線的なアウトライン、フィッシュボードに近い感じ、ノーズ幅がワイド。実際このアウトラインのままテールをフィッシュテールにしたフィッシュベアードというモデルもありますよね。
・ダンプスターダイバー2:
ネックベアード2と比べて曲線が多い。ノーズはネックベアード2よりシャープでテールも幅は広いほうですがネックベアード2と比べると幅が絞られています。
ちなみにネックベアード2よりダンプスターダイバー2は少し長さを出す感じになっていてストックのディメンションでいくと、同じ長さでもダンプスターダイバー2のほうが浮力は少ない。ただワイデストポイントの幅はダンプスターダイバー2のほうが少しだけ広い。テールとノーズが絞られている分、浮力が小さくなっています。
テール
・ネックベアード2:
チョップドテール、ネックベアード2ならではの特徴的なテール形状で他に類を見ない形です。テール幅はめっちゃ広いです。
・ダンプスターダイバー2:
ラウンドスカッシュでテール幅はネックベアード2と比べると狭いが一般的なボードと比べると割と広めです。
レール
・ネックベアード2:
ボキシーレールで太く丸みを帯びた形状です。
・ダンプスターダイバー2 :
ミディアムフル、少し丸みがあるが、ネックベアード2ほど厚みはない。
ロッカー
・ネックベアード2:
全体的にフラット、ノーズは少しフリップしているが弱め。
・ダンプスターダイバー2:
ネックベアード2と比べてノーズロッカーが強め、テールはそれほど変わらない感じ。
コンケーブ
・ネックベアード2:
シングルコンケーブが浅めに入っていてテールはフラット。
・ダンプスターダイバー2:
同じくシングルコンケーブで結構浅め。ネックベアード2とそれほど変わらない。
乗り味の違いについて。
テイクオフ性能
テイクオフはネックベアード2のほうが若干早い、ダンプスターダイバー2も早いがネックベアード2は反則級なのでしかたないですね。
ネックベアード2はパドルのスピードも早く感じられます。
スピード性能
直進スピードではネックベアード2が早いです。ダンプスターダイバー2もかなりスピードは早いけどフラットセクションでは少しプッシュする必要があります。ネックベアード2は何もしなくてもボードが進んでくれる感じで直進スピードはネックベアード2に軍配が上がりますね。またネックベアード2はテイクオフ直後の走り出しも早く楽にスピードに乗せられるのも特徴です。
コントロール性能
どちらもクイックに反応します。ネックベアード2はダンプスターダイバー2より安定性が高くダラダラした力のない波でも安定します。いずれにせよどちらのボードも小波でのコントロール性は高いですね、。ちなみにダンプスターダイバー2のほうが少しルースな感じがします。
ネックベアード2もダンプスターダイバー2もどちらのボードにも言えることだが波のサイズが大きくなるとホールドが若干弱いと感じます。
ちなみにダンプスターダイバー2ですが結構浮力感を感じます。アップスンダウンをすると波の上を飛んでいるような軽さを感じます。ボードの軽さというよりなんというか弾むような動きの軽さです。これはなかなかうまく言葉では伝えられないのですが、とにかく、アップスの練習を始めたサーファーさんにはおすすめかも知れないです。
アクション性能
ネックベアード2はテールのエッジを起点にして回転させることができるので、トップターンの際に軽い力でくるりんぱとボードを返すことができます。スピードに乗っているときにトップで急なスナップさせたりとかもやりやすいと思います。
ダンプスターダイバー2はレールの曲線を生かしたスムーズなターンができます。先ほども言いましたがとにかくクイックに動くので、ターンからターンの切り替えが早く小波でダンパー気味の波でも普段より多くアクションできます。
それとトップでターンを切り返すとき反発感があって弾む感じがあります。リップから飛び出したりするようなアクションがしやすいかもですね。上級者やエキスパートなサーファーさんがエアリバの練習をするのにも良いかも。
私は技量がないおじさんですがなんかいつもより鋭いアクションができている感じがしました。
最適な波のコンデション
どちらのボードも ももこしからむねかたぐらいまでがベストかなと思います。もちろん大きい波でも乗れます。大波では若干ダンプスターダイバー2のほうが扱いやすいかもしれません。ダンプスターダイバー2は普段は小波で軽快なアクションをしつつ、波のサイズが上がったときはパワフルなターンを決めたりとオールラウンドに使えるボードです。
適応サーファーのレベル
どちらのボードも横に行けるようになったぐらいの初中級者からエキスパートまで扱えると思います。
40超えた体力が衰えたおじサーファーさんにはネックベアード2がオススメかな。ダンプスターダイバー2もありですが、ネックベアード2で少しサイズを大きめにして乗るほうがよいかもですね。ネックベアード2のほうがテイクオフ直後の直進安定性が高く楽にスピードに乗せられます。
ダンプスターダイバー2の方は少し横に行けるようになったサーファーさんがアップスンダウンの練習をするのにも向いてるかもです。動きが軽快でふわりふわりとアップすがやりやすい感じがします。
まとめ
どちらも素晴らしい小波向けパフォーマンスボードす。
ネックベアード2はスピードが凄く早くて安定感もあり小波でパフォーマンスするのには最高のボードです
ダンプスターダイバー2もスピードが早いです。軽快さ動きの軽さを感じるボードです。小波だけではなく若干大きめの波でも使えてオールラウンドなボードです。
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